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ひよっコラボラトリーズ
~ひよっこの舞台:茨城県北の魅力通信~

SPECIAL REPORT Contents

~里山の原風景を探して~古民家農家に泊まってみた!~

連続テレビ小説「ひよっこ」の放送に伴い注目を集めている茨城県北地域に行ってみました!今回は星野由季菜さんと大川頼さん、2人の女子学生が農家民宿に泊まってを旅した1泊2日のレポートをお届けします。訪れた場所は常陸太田市里美地区、赤土地区、日立市中里地区です。



地元の食材を求めて、道の駅さとみへ

農家民宿には、実際に住まれている農家に宿泊するタイプと一棟貸しのタイプがあります。今回の宿は後者なので自炊です。せっかくなら地元の食材を取り入れたいと、民宿から一番近い「道の駅さとみ」に立ち寄りました。

ひよっこの幟を発見!
ひよっこの幟を発見!
かかし祭り
里見地区で毎年秋に開催される「かかし祭り」は30年続く盛大なイベント。
道の駅にも手作りのダイナミックなかかしが飾られていました。


芋がら
昔からの保存食「芋がら」は、里芋などの茎を干したもの。
煮物や鍋に入れて食べます。
手作り味噌
手作り味噌は地元産が中心。
どちらを選ぼうか迷ってしまいます。


  • 道の駅さとみ
    常陸太田市小菅町694-3
    営業/9:00~17:00、レストラン11:00~15:00(土日祝は16:00まで)


地酒「日乃出鶴」の蔵元を訪ねて

文政元年(1818年)創業の井坂酒造店は、里美地区の清らかな水を使って日本酒を造っています。日本酒好きの2人は、実際に酒造りが行われている蔵を見学させていただきました。

重厚な門構え
重厚な門構えに歴史を感じます。
土蔵
明治32年(1899)に建てられた趣のある土蔵で
日本酒が造られています。


この釜で500㎏の米を一度に蒸す
杜氏兼社長の井坂勝安さんに、
「この釜で500㎏の米を一度に蒸す」と聞いて驚く2人。
案内
息子で蔵人の井坂統幸さんが、蔵の奥に案内してくれました。
日本酒を仕込んだタンクが並び、フルーティなお酒の香りが満ちています。


発酵が始まったばかりのタンク
発酵が始まったばかりのタンクは、ぷくぷくと泡が出て、
華やかな香りを放っています。
槽(ふね)
日本酒を搾る「槽(ふね)」と呼ばれる道具。
上からゆっくりと圧力をかけて搾るため、お酒にかかる負荷が少なく、
上品な味わいになります。


酒粕
お酒を搾った残りが酒粕です。
蔵人の手
酒造りをする杜氏や蔵人の手はキレイだと聞いていたので、
実際にさわらせてもらうと、本当にツヤツヤ、スベスベでした。


千代錦
醸造に使う米は、純米酒は長野県の美山錦、本醸造は茨城県の千代錦。
里美地区の軟水で7種類の地酒を醸しています。今夜飲むお酒をいただきました。


  • 井坂酒造店
    常陸太田市小中町187
    0294-82-2006


とろとろ美肌温泉「ぬく森の湯」

湯上がり美人の2人
近くに日帰り温泉施設があると聞いて訪れた「ぬく森の湯」。
丘の上にある温泉からは里美の風景が一望でき、泉質の良さで地元では人気。
アルカリ性、単純硫黄泉は美肌の湯として知られていて肌にいい。
泉質別適応症(効能)はアトピー性皮膚炎など
湯上がり美人の2人
「とろりとしたお湯でお肌がすべすべになりました~」と、湯上がり美人の2人。


里美ジェラート
いただきます
休憩スペースのソファーに座って、地元で作られた「里美ジェラート」をいただきます。
畳敷きの広い休憩スペースもあり、ゆっくりできる保養施設です。


  • 里美温泉保養センター ぬく森の湯
    常陸太田市大中町2076-6
    0294-82-3366
    営業/10:00~20:00(最終入館19:30)
    休み/第2・第4木曜定休、年末年始休みあり
    料金/
    平日:大人720円、3~12歳360円
    休日:大人1,030円、3~12歳510円
    16時以降:大人510円、3~12歳260円


農村の雰囲気を体感できる農家民宿「沼田邸」

沼田邸
築80年、典型的な「茨城県北」の農家の様式が残る「沼田邸」。
しばらく空き家になっていた家屋が一棟貸しの民宿に生まれ変わりました。
広い土間にある囲炉裏、続きの間になった和室などが、まちなか育ちには新鮮です。



人なつっこい猫
人なつっこい猫が迎えてくれました。
農家民宿
初めての農家民宿にわくわくです。


昔ながらの広い和室
昔ながらの広い和室。
五右衛門風呂
土間にある五右衛門風呂は薪をくべてお湯をわかします。


◎囲炉裏にくべるために薪割りを体験

白石駅長に薪割り
沼田邸の管理者でもある、「道の駅さとみ」の白石駅長に薪割りを教わりました。
まずはお手本を見せてもらいます。
なたの重さにびっくり
なたの重さにびっくり。
素振りのように練習します。


キレイに割れました
何度目かの挑戦でキレイに割れました!
コツがつかめると楽しくなって、次々に薪ができていきます。


◎思ったより簡単!竹細工で器作り

竹細工01
裏の竹林から竹を切り出します。
竹細工02
作る器の大きさを決めて、のこぎりで竹を切っていきます。


竹細工03
お椀が完成しました。
竹細工04
筒を半分に切ればお皿になります。


◎昔ながらのおくどさんでご飯を炊いてみた

炊飯01
実は火をおこすのは得意だという大川さん。
炊飯03
「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ♪」と口ずさみながらご飯を炊きます。


炊飯03
炊きあがったお釜のふたを開ける、わくわくする瞬間です。
炊飯04
ちょうど良い具合におこげができました。


◎シンクが広くて熱いお湯も出る独立型キッチン

食事用意01
おしゃべりしながら、手元はてきぱきと。
食事用意02
郷土の味「凍みこんにゃく」は水でもどして茹でてから調理します。


鍋01
いろりで作る「奥久慈しゃも鍋」。
道の駅で買った地元の野菜、凍みこんにゃく、芋がらなどをたっぷり入れます。
食事メイン
人との出会いも旅の魅力の一つ。
取材担当の松田きこも一緒にいろりを囲みます。


乾杯01
お酒はもちろん、地酒「日乃出鶴」。
乾杯02
搾りたて生原種の甘酸っぱい味に、杯が進みます。


食事01
思わずおいしい顔になった星野さん。
食事02
夕方作った器をさっそく使います。



デザートのイチゴは、地元の特産品「いばらキッス」。
沼田邸04
外は満天の星空。里山の夜が静かにふけていきます。


清々しい朝、アクティブな一日のスタート!

すっきり目覚めた翌朝、深呼吸がとっても気持ちいい。普段朝ご飯を食べない人でも旅先では別。昨夜残しておいた野菜で作った味噌汁に、卵焼き、ハム、そしてもちろん納豆。熱いお茶を飲んだら出発!

朝01
里山の朝はなんて気持ちいいんでしょう。
朝02
健康的な朝ご飯。芋がら入り味噌汁に茨城名産の納豆は欠かせません。


朝03
今日もいろんなことを体験します!


  • 沼田邸
    常陸太田市小中町1449
    090-3914-5337
    料金/
    会員制民宿のため施設利用権年会費10,000円
    会員1名につき4名から利用可
    4~10名:1泊素泊まり1人3,000円(小学生以下無料)
    有料利用人数4名未満の場合は12,000円


農業体験で里山の魅力再発見

農業体験をさせてもらうのは、農家民宿沼田邸から車で10分ほどの中里地区にある「夢ひたちファームなか里」。平成15年度から、農業体験を中心に都市に住む人々と交流をしています。耕作放棄地を借りた畑が何カ所もあり、時季によって様々な体験ができます。

農業体験01
いくつもの畝に白菜が育っています。
農業体験02
夢ひたちファームなか里の代表・梶山明子さんに案内してもらいました。


農業体験03
いざスタート!
農業体験04
こわごわながら思い切って包丁で株から切ると真っ白な切り口にキラキラ光る水滴。
野菜が生きていると感じた瞬間です。


農業体験05
すすめられて真ん中の葉を1枚食べてみると、「甘くて美味しい」。
このままサラダにして食べてしまいたい。
農業体験06
この日は、翌日のイベント用の白菜を収穫しました。
傷んだ外葉をカマで取り除きます。


農業体験07
もくもくと作業に集中する2人。
農業体験08
収穫したらカゴに立てて置きます。


農業体験09
土や野菜にふれるのが楽しくて、
登場人物の気持ちがわかるようです。
農業体験10
収穫の満足感に思わず笑みがあふれます。


  • ひたちファームなか里
    日立市下深荻町751-1
    0294-59-0115


河原01
河原02


そばの産地で手打ちそば体験

旧金砂郷町の在来種から育成された「常陸秋そば」は、香り良し、味良しのそばとして全国のそば好きに知られています。
おいしい手打ちそばを食べることができる、西金砂そばの郷「そば工房」では、初心者でも、そば打ちの一連の作業、粉を混ぜ、こね、のばし、切り、仕上げまでを体験できます。

そば打ち01
外観
そば打ち02
ピンクのエプロンを着けてやる気満々の2人です。


そば打ち03
指導してくれる岡崎さんと一緒に粉を混ぜていきます。
そば打ち04
しっかりこねます。


そば打ち05
均等な厚さになるよう注意しながら、徐々に伸ばしていきます。
そば打ち06
麺棒を使って、さらに生地を薄く伸ばします。


そば打ち07
薄く四角く伸ばせたら次の工程へ。
そば打ち08
専用の包丁で細く切っていきます。


そば打ち09
包丁の面に乗せるのもこわごわ。
そば打ち10
7割そばの完成。


そば打ち11
みずからが手打ちした、しっかりコシがあるそばをいただきます。


  • そば打ち体験
    西金砂そばの郷「そば工房」
    常陸太田市赤土町2408
    0294-76-9000
    営業/10:00~15:00
    休み/水曜(祝日営業、翌日休)


渓谷に架かる竜神大吊橋からの絶景を見よう!

奥久慈県立自然公園・竜神ダムに架かる竜神大吊橋は、ダム湖面から100メートルの高さにあって見晴らし抜群!吊橋のたもとにある水府物産センターでお土産を買うこともできます。勇気がある人はバンジージャンプにチャレンジしてみましょう。

竜神峡01
通行チケットを買って渡ります。(大人310円、小人210円)
竜神峡02
長さ375メートル、歩行者専用の橋です。


竜神峡03
橋の一部がガラス張りになっています。
竜神峡04
美しい渓谷が四季折々に違う表情を見せてくれる絶好の撮影ポイントです。


  • 竜神大吊橋/水府物産センター
    常陸太田市天下野町2133-6
    0294-87-0375
    営業/8:30~17:00(受付16:40まで)
  • 竜神バンジー
    0278-72-8133

地元の人にたくさんのことを教わり、自然の中でいろんな経験をした「茨城県北」の旅。肌で感じた魅力は、いつまでも色あせないことでしょう。


 

星野由季菜さん(筑波大学大学院博士課程前期1年)

おいしいものや素敵なことに囲まれた2日間、自然に癒されながらのんびり過ごすことができました。近くなのに今まで気付かなかった「茨城県北」の魅力を実感した、とても幸せな時間でした。薪割りや畑仕事を教えてくださった地元の方に会いに、また来たいです!!

大川頼さん(茨城キリスト教大学生活科学部3年)

茨城、魅力あるじゃん!!こんなに自然に癒されるなんて思っていませんでした。ちょっとリフレッシュしたい時、こうして自然に囲まれてのんびり過ごすのもありかな?と思いました。おいしいご飯に、美肌の湯に、温かい方達との出会いに、最高の経験ができました。



(文:松田きこ 撮影:柳下知彦/取材日2017年3月8~9日)